こんにちは、
千葉CARPのノエルです。
大学もそろそろテスト期間に入りますね、、、レポートと勉強に追われる日々。
小学校中学校の夏休みの最終日を思い出します。
いっぱい遊んで、課題にいっぱい泣かされて、、
これ以上は積もる話が山になりそうなのでやめときますが、、
さて、
今回はSDGs第二弾ということで、水問題について千葉CARPのみんなで勉強し、話し合いました!
まず、みなさんは水不足と聞くと、多くの人は海外での、発展途上国での水問題を想像すると思います。
発展途上国の水問題
海外には、水へのアクセスがない人が多くいます。東南アジアに位置するパプアニューギニアでは、人口の約60%の人が水へのアクセス状況が悪いことがわかっています。
また、水へのアクセスがあっても、生活費の約半分を水の購入に消費しているという深刻な現実があります。(ちなみに先進国の水のコストは生活費の約0.1%)
安全でない水が原因で、子供の死亡原因第二位である下痢性疾患によって、年間約31万5000人の子供が命を落としています。また、上のイメージでもあるように、1日に何十kmも水を汲みに行くために時間を使っており、他のことをする時間が減り、発展途上国の発展をさらに阻害する原因となっています。
水不足に陥る理由としては
①政治が不安定(または紛争状態)であること
②水のインフラを整えることが優先されていない
③気候変動
などが挙げられます。
この話を聞いて、
「発展途上国はとても大変だなあ...。」
と思うかもしれませんが、水問題を自分の問題とせずに世界のどこかで起こってる1つの問題としてのみ認識していると、近いうちに日本だけでなく世界全体が水不足に陥る危険があります。
世界と日本の水問題
家庭でも、毎日、お風呂・洗濯・トイレ・炊事等、様々な形で水が大量に消費されていると思います。しかし、それ以上に水を大量に消費しているのが
農業・工業
です。
特にアメリカや中国では、大量生産・大量消費で、環境への負荷を考えずに水をガンガン灌漑して水を著しい速さで消費しています。このままでは、農業大国で水が枯れてしまう危険性があります。
日本は大丈夫なのかというと、決して大丈夫ではありません。
ここで1つ質問ですが、バーチャルウォーターという考えをみなさんは知っていますか?
牛肉は牛からできています。牛を育てるために牛の飲み水が必要です。さらに、牛の食糧である穀物を栽培するために農業をするので、そのためにさらに水が必要になります。
ちなみに現在、牛肉1kgを生産するのに水が15500L必要であると考えられています。
このように考えると、日本は牛肉をカナダ、オーストラリア、アメリカなど多くの国の輸入に頼っていますが、それは同時に牛肉を生産する過程の大量の水(バーチャルウォーター)を輸入していると言い換えることもできます。
つまり、海外で水不足が起こると、多くのバーチャルウォーターを輸入している日本にも大きな影響が来るということです!!
問題解決に向けて/ディスカッション
今回は水問題ということで、テーマを
「水資源を持続可能にするために、政策や、プロジェクトを考えてみよう」
という題目で千葉CARPメンバーで話し合ってみました!
出た意見
①食品ロスを削減する
バーチャルウォーターという考えを聞いて、普段食べている食事にどれだけ水が使われているかということが分かりました。そのため、食品ロスを少なくすることが、水を大切にすることに繋がるという意見が出ました。
特に先進国においては消費段階(スーパーや料理店)におけるロスが多いです。それらをなくすためには、具体的にいうと
・食品ロスを肥料にする
・買い物で必要な分だけ買って腐らせない
・スーパーは売れ残りは安くして売りきる
・料理店では、「1日何食限定」というふうに決めて営業する
という対策をとることがいいという意見になりました。
飲食店においては、「1日〇食限定」で、従業員もワークライフバランスのとれた働き方で、営業成績の高いお店があるという話を本で見たことがあります。たくさん売ればたくさん儲かるというわけでもないんですね。
限りある資源を大切にして、大量生産・大量消費社会から脱却していかなければならないと思いました。
②節水する
節水が何よりも一番近いアプローチになります。具体的には
・シャワーを5分で終わらせるプロジェクト
・銭湯をなくして温泉だけにする
という意見が出ました。シャワー5分プロジェクトは実際にオーストラリアの一部地域で取り組んでるらしいですよ!
③肉主食から魚主食へ
海水魚は海水で育てることができるので水不足に与える影響は少ないです。そのため、肉よりも魚を中心とした生活をするべきであると考えました。しかし、近年は魚の個体数も減っているという問題も起こって、それぞれの国には排他的経済水域が設定されています。
そこで、養殖技術をレベルアップさせていき、未来の持続可能な社会を作っていこうという意見が出ました。各国が共同で使える養殖研究開発設備を設けて、各国が知恵を分け与えながら協力して開発していくことが必要だと思いました。
最後に
いかがでしたか?学生だけで、知識もあまりない中でのディスカッションなので、非現実的であったり、プロフェッショナルから見ると可も不可も様々な意見が出ると思います。
しかし、学生の期間からこのような国際問題に目を向け、自ら主体性をもって考えていくことは、自分のためでもあり、未来の地球のためにとても大切であると感じています。
ぜひみなんさんも一緒に学びながら、考えてみましょう!
↓千葉CARP応援よろしくお願いします
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